あたちやるわよ！

伸びきったパンツのゴムのように、めうしがヘタっていた傍らで、やる気に満ちあふれていた女が１人。
我が娘こうしちゃん、１歳児。もうすぐ２歳♪
何でも自分でできるもん！何でもやってみたいんだもん！

お靴は絶対自分で履くの！
めうしが手伝おうものならば、「まま、やッ！」と、眉根にシワ寄せて、めうしの手からお靴をひったくります。
パンツを脱ぐのはあたちがするの！
「うんち～！」と言うから、あわててトイレ前で脱がせているのに、「ぱんちゅ！ぱんちゅぅ～！」と、涙を浮かべて半ケツ状態でうずくまってしまいます。
めうしはいつ、おしりからモリモリ出てこないか、そりゃぁ気が気じゃありませんったら（＾＾；）
そして、ち～♪とスッキリした後に、紙を彼女に渡したら、自分でちょんちょん♪とお拭き遊ばします。
そして、そのまま紙を持つ手が上に行き…おもむろに、お鼻をちょんちょん♪とお拭き遊ばしました。
こうしちゃん、順番まちがえてるよ。
あぁ…ウンチじゃなくてよかったね（＾＾〃）『うんち』と『ち～』の言い間違いにホッとする母でした。

こぐまママから誘いをうけて、夕暮れのキンモクセイが香る道を、自転車チャリチャリ海辺まで走ります。
こうしくんとこぐまくん、こらいおん２号、３号くんが遊んでいる傍らで、こぐまちゃんとこぐまママが待っててくれました。
寄せては返す波と戯れる少年達。雲間から見えるおっきな赤い夕日に、吸い込まれるように立ちつくす、こぐまちゃん（♂）
「ねぇ！見てみて！」
こうしくんも気がついて、みんなに声をかけました。
一瞬はしゃぐ声が静まり、
海の彼方の夕日を見つめる子供達。そして、何もなかったかのように、また遊びに打ち込むのでした。
やわらかな夕暮れの海風と、たまにかおる甘い香り。
みなさんがめうしにくれた優しい言葉達が、体の中で柔らかく膨らんで、溢れてくるのを感じた夕方でした。

お友達といっぱい遊んだこうしちゃん。
コテンと眠ってしまったけれど、頭の中はそうはいかない１歳児。今日１日のたくさんの刺激が、頭の中で整理できなくて、オーバーヒートしているのかな。体は眠っているのに、目をつぶったまま声だけ大きく叫んでいます。
そういえば、今日は地域防災訓練で、にぃにが放水しているのを見たよなぁ。小さな虹も出てたよねぇ。
にぃにが乗ったはしご車が、グングン伸びるのも見たよねぇ。
あ、滑り台で腹這いになって、頭から滑り降りるのもマスターして、ハマって滑りまくってた！
炊き出しの団子汁も、めうしと３杯おかわりしてたなぁ（笑）
こぐまちゃんと海で砂まみれになってお砂運びもやったし、
ちゅきちゅき、ん～♪もやってたな（＾＾〃）
そりゃぁ、泣き叫んでも無理ないわぁ。
お疲れさまの娘を抱きながら、彼女のやる気もわけてもらっためうしです。
毎日何かしら楽しくて、毎日キラキラしてるだろうね。
母も負けてはいられないのでした★

そろそろまた、断乳のお話しに戻らなくては…

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